代表者ごあいさつ

はじめまして、特定社会保険労務士森本茂樹と申します。ご覧いただきありがとうございます。私たちは、平成１９年（２００７年）よりユニオン対策専門の特定社会保険労務士事務所を運営しております。

ユニオン対策に特化した事務所運営を始めたきっかけは、開業当初からお付き合いいただいている顧問先の総務部長様からの電話でした。

部長様曰く、当時ユニオン対策の専門家を探しても、身近には誰もいない、インターネットで調べても出てこないという状況で、とにかく労働問題の専門家である私どもに相談するしかないといと考え、お電話されたそうです。

特定社会保険労務士の資格が出来たばかりで、労使紛争介入禁止が解けて間もない時期であり、ユニオンとの集団的労使紛争の解決の経験もわずかしかなかったものの、その事件は何とか無事解決することができました。

この事件がきっかけで、私の中である想いが生まれました。それは、

「どんな些細なことでも気軽に相談できる、身近なユニオン対策のエキスパートとして、お困りの企業の皆様の力になりたい。」

この想いをどうしても実現するため、さらなる力を身に着ける必要があると考え、青山学院大学大学院法学研究科に入学し、労働法全般に関する知識を徹底して鍛えました。

特に、使用者側のトップクラスのある弁護士の先生に、労働組合法を基礎からご教授いただく機会を得たことは、この想いを実現する上で知識面での最初の礎になっています。

自分自身に強い動機があったことと、先生の質の高いご指導のおかげをもちまして、最終的には大学院を第三位の成績で卒業することができました。

さらに、大学院卒業後は、今現在もお付き合いさせていただいている、さらに別の使用者側トップクラスの弁護士の先生と共に数十件を超える事件解決のサポートを行い、その卓越した仕事ぶりを真横で見させていただきながら、ユニオン対策の実務を徹底して身につけてまいりました。

このお仕事に対する想いが強く、自己紹介が長くなり失礼しました。

ここからは、ユニオン対策にお悩みの会社の皆様にどうしてもお伝えしたい想いを書かせていただきます。

労働者の意識の変化、スマートフォンの普及により情報収集が容易になったこと、長時間労働をはじめとする様々な労働問題についてのマスコミ報道が頻繁になされるなど、労働を取り巻く社会的な環境と人々の意識が急激かつ著しく変化しており、そのことから労働組合（ユニオン）との紛争に関する経営者様からのご相談が急増しています。

特に、ハラスメントに関する訴えが典型的な例としてあげられるのですが、経営者の立場からは昔では考えられないような、ささいな出来事がきっかけとなり、社員がユニオンに駆け込み訴えを行い、ある日突然ユニオンから団体交渉の開催を迫られ、訳も分からないまま紛争に巻き込まれ、仕事も手につかないほど困っているというご相談が増えています。

駆け込んだ社員に対する、やるせない気持ちや怒りを抱えながら、ユニオン対策を相談できる専門家も身近にはおらず、今後の対応や展望が見えないまま、不安な気持ちをかかえつつ、当事務所にご相談に見えられる経営者様が、毎月たくさんいらっしゃいます。

ある経営者の方の言葉がとても印象的でした。 

「こんな苦しい思いをするぐらいなら、いっそ会社をやめようか」

長年がんばって経営をしてきた会社と、社員への思い入れが人一倍強い社長だっただけに、本当に辛い思いをお持ちだったのでしょう。このような思いを抱いている経営者の方々にぜひ伝えたいことがあります。

 労働組合（ユニオン）とのトラブルは必ず解決できる！

そのためには、経営者様自身が「会社と社員を守るためかならず問題を解決する」 という強い決意と、解決に向けて押さえておくべき基本的な事項を知っておくことが不可欠となります。

このサイトが、ユニオン対策にお悩みの企業の方々のお役に少しでも立つことができれば幸いです。